
就活を行なっていく中で大事になってくるのが就活軸です。
「就活軸って何?」と思っている人がほとんどだと思います。しかしこの就活軸はこれかた就活をしていくに当たって1番大切になってきます。
ここではその就活軸を徹底的に解説していきます。
1.就活軸とは?
就活を始めた学生の方が初めて耳にする言葉に「就活の軸」という言葉があるかと思います。多くのES(エントリーシート)や面接で聞かれる機会の多い「軸」という言葉。今就活で聞かれて困っている方、これから聞く機会の増えてくる方の為に今回説明していこうと思います。
この就活の軸とは何かよく質問を受けることがあります。まず初めに就活の軸とは「自分が働くにあって絶対に譲ることができない価値観」のことです。自分が誰に対してどんな価値、サービスを与えて仕事をしていきたいか。これを端的にあらわしたものが就活における「軸」となります。これがはっきりと定まっていないとどんなことが起きるでしょうか。
まず企業と学生との間にミスマッチが起こってしまい自分の能力を最大限に発揮することができなくなってしまいます。例えば「個人でコツコツと実績を積み上げていきたい」というスタイルの学生が「一致団結して大きな成果を残す」という企業のスタイルであれば成果は上げられず働きずらい環境となってしまいます。まさにその問題が最近の就活で問題となっています。その結果が如実に出ているデータがあります。厚生労働省が発表している「新規学卒者の離職状況」によると、およそ3人に1人が三年以内に入社した企業を辞めてしまっています。これを見た時にあなたは多いと感じますか?それとも少ないと感じますか?私はかなり多いと感じます。自分はそんなことがないだろうと高をくくらずまずは就活における軸の作り方について考えていきましょう!
2.就活軸の作り方
それでは試しに就活における軸について考えていきましょう!
今までのバイトなどとは選ぶ基準などは全く異なってきます。就活の軸とは前でも述べましたが、自分の今まで送ってきた人生経験における価値観です。特別な経験が必要というわけではありません。今までのアルバイトでお客様に喜んでいただけた経験、受験勉強で計画的に予定を組み目標を達成した経験、スポーツでチームを盛り上げ協力し合った経験、文化祭などで大人数で何かを作り上げた経験。今までの人生でどんな時に喜びを感じ、何をしたときにやりがいを感じたか、それが就活における軸となります。
もし、そのような経験が思い浮かばない方は長期の実践型インターンに参加するのをお勧めします!
学業と就活と並行してできるような者もありますし、何より実際に働くことでどんな業界、業務が自分に向いているのか具体的にわかります。さらにインターンそのものが経験となり軸を作る助けにもなります。そして長期インターンに参加した経緯は就活においても高く評価できるので一石二鳥になります。
今までの経験からまずは自分の就活の軸となるものを書き出してみましょう。自分の任性を見返すいい機会にもなります。就活において軸が1つであると抽象的であまりにも多くの企業が当てはまってしまい、逆にたくさんありすぎると基準が高くなりエントリーできる企業が少なくなってしまいます。
そこでおすすめなのが3つの軸について考えてみることです。
・自分が興味、関心がある分野
・自分の能力が発揮できる分野
・自分が仕事に求めるやりがい
この3点を明確にすることで自分なりの軸が見つかり、自分の価値観にマッチした企業を見つけやすくなります。
3.面接での注意点
就活の軸が定まったところで面接で話すときの注意点について説明したいと思います。
まず最初に自分が利用した商品やサービスが気に入ったというところから志望動機を話してしまってはいけません。これは企業にとってはありがたい顧客であるため採用の基準とはなりません。
人事の方が見ているのはどのように活躍してくれるのか、一緒に働きたいと思える人材であるかという点です。
それではどういった進め方で就活の軸を面接官に対して説明をすればいいかの一例をご紹介します!
①自分の就活の軸は〇〇です。
②私は今までに~~を経験して、その経験から〇〇にやりがいを感じるようになりました。
③就活では〇〇ができる△△業界や◇◇業界を見ています。
実際の面接で就活の軸について聞かれた際などは上のような流れで話すことがおススメです!
この流れで行うことで説得力を持った就活の軸について伝えることができ、同時に選考を受けている企業の業界を志望する理由も説明することができます!
4.まとめ
就活の軸は企業の選考を突破するために重要なものでしたが、それ以上に入社後につらい思いをすることを軽減することができいます。就活の軸とは自分が有意義に働くための要素や自分にとってのやりがいなどがあって形成されているものなので必然的にその条件が満たされた企業を受けていることになります。なので結果として自分にとって好条件な環境で働くことのできる可能性が高まっています。
就活が終わって後悔しないようにしっかりと就活の軸について考えてみましょう!